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2009 年度 実績報告書

衆議院事務局の未公開資料群に基づく議会法制・議会先例と議院事務局機能の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21243004
研究機関京都大学

研究代表者

大石 眞  京都大学, 公共政策連携研究部, 教授 (90091660)

研究分担者 川人 貞史  東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (10133688)
原田 一明  横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (50244405)
増山 幹高  政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (50317616)
赤坂 幸一  広島大学, 法務研究科, 准教授 (90362011)
奈良岡 聰智  京都大学, 法学研究科, 准教授 (90378505)
キーワード公法学 / 政治学 / 議会先例 / 議院事務局 / オーラル・ヒストリー
研究概要

本研究は、申請者による2008年の予備調査によって両議院事務局に遺されていることが新たに判明した膨大な未公開資料群の活用を通して、議会法制、議会先例や議院事務局機能について、複合的な視点から解明することを目的としている。本年度の主たる研究成果は、以下の通りである。
1.衆議院議事部が所蔵する帝国議会時代の資料群を整理し、資料全体を網羅する仮目録、各派交渉会記録に関する仮目録を作成した。また、傷みの激しい資料、特に重要な史料的価値を持つ資料を特定し、今後保全や研究を進めるための準備を整えた。
2.衆議院事務局の協力のもとで、事務局による議事法研究の成果である『逐条国会法』全8冊を公刊した。この資料作成の経緯を調査するため、事務局所蔵資料やOBへの聞き取り調査を実施し、解題として、赤坂幸一「事務局の衡量過程」を公刊した。
3.衆議院事務局の機能を解明するため、事務総長経験者をはじめとするOBに対して、オーラル・ヒストリーを実施した。
4.以上の作業を、共同研究参加者が連携しつつ効率的に進めるため、憲政記念館において定例研究会を2回開催した。
5.以上の作業と連携しながら、各研究分担者において研究成果の公表を進めた。大石は、共編者として『判例憲法』を公刊した。増山は、国会法改正にかかる国会会議録を整理し、『公共政策研究2009』の特集論文として、論文を公表した。原田は、日本公法学会において、議会の調査・監督機能に関する報告を行った。赤坂は、『法学セミナー』で、権力分立論に関する論文を発表した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 国会審議からみた国会法改正-いかに議会制度は選択されるのか? -2010

    • 著者名/発表者名
      増山幹高
    • 雑誌名

      公共政策研究2009 9

      ページ: 48-66

  • [雑誌論文] 権力分立論2009

    • 著者名/発表者名
      赤坂幸一
    • 雑誌名

      法学セミナー 54巻11号

      ページ: 28-31

  • [学会発表] 議会の調査・監督機能-国会による政府統制の意義と限界2009

    • 著者名/発表者名
      原田一明
    • 学会等名
      日本公法学会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2009-10-11
  • [図書] 逐条国会法(全8巻)2010

    • 著者名/発表者名
      衆議院事務局
    • 総ページ数
      4461
    • 出版者
      信山社
  • [図書] 判例憲法2009

    • 著者名/発表者名
      大石眞(大沢秀介と共編)
    • 総ページ数
      430
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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