研究分担者 |
柳川 隆 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (60247616)
角松 生史 神戸大学, 法学研究科, 教授 (90242049)
高橋 裕 神戸大学, 法学研究科, 教授 (40282587)
大内 伸哉 神戸大学, 法学研究科, 教授 (10283855)
萩原 泰治 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40172837)
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研究概要 |
本研究の重要な目的は,法制度と市場機能の関わりに関する各法制度の効果と相互関係,およびそれら」を踏まえた上での公正性と効率性の両方の観点から望ましい法体系のあり方について明らかにすることにあるが,最終年度である本年度は,前2ヶ年を踏襲して,分野別のワークショップ等によりその課題に取り組むとともに、3年間の研究成果の取り纏めとシンポジウム等によるその成果の公表を行った。 ワークショップの開催は,労働法分野1回,競争法分野1回,法経連携手法管理分野1回,計3回であった。また、最終年度であることから本研究の成果を総合する作業として,「市場の機能とその補正-法経連携研究の課題と展望」と題するシンポジウムを開催し、研究代表者、研究分担者6名が総括報告を行い質疑をした。国際シンポジウムについては、「エコノ・リーガル・スタディーズの方法論的課題」、「解雇法制の課題」と題する2つの公開国際シンポジウムを開催し、研究の成果を学外研究者に発信した。それらと並行して,独、フィンランド、伊から計3名の研究者を招聘し,また研究分担者1名が英国での調査を行って,欧米における連携研究の分野での法と経済の相互関係について情報を収集と発信をした。 それらの過程では,法学と経済学という異なる領域の研究者が多数参加して緊密な研究活動を行うという本研究の性質上,昨年度に引き続き,電子メールでの積極的な調整に加えて,2度の全体会議および各分野リーダーを中心とした合同企画会議を開催し,研究活動の進行状況と予定についてメンバー間での共有を図った。 以上の実施状況はウェブサイトで告知し,ワークショップ、3つのシンポジウムの成果は、約280頁の『2011年度研究成果報告書』(平成24年3月刊行)にまとめるとともに、適宜論文として公表している。
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