研究概要 |
本年度は最終年度であることに鑑み、いままでの研究成果の集大成を刊行する予定である。生活の質、健康、信頼と信任、政治志向、国際親近度の5個の柱をたてて、ワークショップや学会年次研究大会で発表してきた。これらを主題別に刊行しはじめているものの、まず英語で刊行、次に日本語で刊行とするともっと時間がかかりそうなので、日本語でまず集大成の大冊をおそらく年度内で西村書店から1500印刷ページで刊行することにした。この大冊のなかに生活の質、健康、信頼と信任、政治志向、国際親近度の分野でアジア・バロメーターのデータを使用した英文学術分析論文を査読付き学術雑誌に刊行したものを主に収録している。英語での学術書刊行は引き続き刊行を続ける。すでに生活の質について、The Quality of Life in Confucian Asia(coedited with Doh Chull Shin,Springer,2009)を刊行、続いてThe Quality of Life in Asia(coauthored with Seiji Fujii,Springer,forthcoming in 2012)を印刷刊行に向かっている。さらに生活の質と政治志向との関心分野では、Geriatric Peace in Asia(coauthored with Seiji Fujii,Springer,forthcoming),国際親近度について、Japanese and Chinese Public Opinion(coauthored with Christian Collet,forthcoming)を完成に向けている。すでに学術雑誌、Social Indicators Reserach(Springer),Japanese Journal of Political Science(Cambridge University Press),、International Relations of the Asia Pacific(Oxford University Press)などで論文を刊行している。多大な研究成果をあげることができたと思1う。本年度ではさらに多くの刊行成果をあげる予定である。
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