研究課題/領域番号 |
21243027
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
上東 貴志 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (30324908)
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研究分担者 |
宮尾 龍蔵 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40229802)
地主 敏樹 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (60171089)
柴本 昌彦 神戸大学, 経済経営研究所, 講師 (80457118)
小林 照義 中京大学, 経済学部, 准教授 (10387607)
立花 実 大阪府立大学, 経済学部, 准教授 (70405330)
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キーワード | グローバル経済 / 金融危機 / バブル / 景気変動 / 資産価格 |
研究概要 |
本研究の目的は、グローバル経済におけるバブルの発生・崩壊、バブル崩壊が引き起こす金融危機、及び1国で発生した金融危機がグローバル経済に与える影響を理論・実証の双方向、及びミクロ・マクロ・グローバル的視点から総合的に分析・検証し、バブル期・金融危機時に有効な経済政策を提言することである。平成21年度は、グローバル経済におけるバブルの発生・崩壊、金融危機、金融政策等に関する理論分析を開始し、国際データ及び個別企業・地域別土地価格データ等を用い、バブル存在の実証研究、及びバブル・金融危機に関する実証的知見の集積に取り組んだ。具体的には、理論・実証グループの各リーダー主導の下、以下の個別プロジェクトを開始した。 理論プロジェクト 1、グローバル経済の1国としての開放経済におけるバブルの発生・崩壊のメカニズムに関する分析2、グローバル経済の1国における金融危機が他国に及ぼす影響とその対応策に関する分析3、貸し倒れリスク、長期金利、企業・土地の異質性を踏まえた金融政策に関する分析 実証プロジェクト 4、日本において金融政策が資産価格に与える影響に関する分析5、米国におけるITバブルと住宅バブルの関連性及びその影響の比較6、バブルの時系列的性質を踏まえたバブル存在の検証7、国際データ及び個別企業・地域別地価データを用いたバブル期・金融危機時特有の現象の検出 上記の個別プロジェクトに加え、研究会を2回開催し、構成員が集まり、進捗状況を報告し合い、各プロジェクトの改善を図った。具体的には、第1回「バブル・金融危機研究会」を7月14日に、第2回「バブル・金融危機研究会」を10月29日に開催した。さらに、2月16日には外部からの報告者を招き、第1回「バブル・金融危機ワークショップ」を開催し、積極的に意見交換を行った。
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