研究課題/領域番号 |
21243029
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
久保田 敬一 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (00120858)
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研究分担者 |
竹原 均 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70261782)
河合 忠彦 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (60080363)
横田 絵理 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (20277700)
浅羽 茂 学習院大学, 経済学部, 教授 (60222593)
二階堂 有子 武蔵大学, 経済学部, 准教授 (20396899)
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キーワード | 同族経営 / 開示の質 / ガバナンス / 企業価値 / 創業者精神 / 資金調達方法 / 情報の非対称性 / 税制と同族企業 |
研究概要 |
平成22年度は、昨年度購入した東洋経済データベース(大株主一覧、役員一覧)および昨年度実施し、今年度に集計した、上場3,527各社への株主リスト、役員リストを差し込み印刷したアンケート票への紙面またはWEB回答を元に、最新年度についての同族企業データベースを完成させた。今年度購入したデータなどを元にさらに遡及作業を続けるが、このデータを元に、情報開示の質、情報の非対称性に関して2論文をインドJawaharlal Nehru Universityにて、本科研プロジェクトにより開催したInternational Conference on Business Groups and Family Business : India, Japan, and Thailandにおいて発表した。会議は、タイ、日本、インド、シンガポール、香港から計22名の発表者、議長、討論者を集め、9月に二日間に渡って開催、同大院生や教授も聴衆として参加し、3国の同族経営の差について情報交換がされた。 平成22年度はさらに、作成中のデータベースを用いた詳細な実証研究に入るための準備として、企業の財務体質と税制、株価と非対称情報の関連、同族企業のガバナンスなどについて、仮説形成のための基礎研究を、国内外の学会および海外大学セミナーで論文発表し、一部は学術雑誌等において公刊した。 久保田は、香港科技大学同族企業・起業研究所開催のシンポジウムに参加し、研究分担者浅羽は、バルセロナにて開催の第6回Family Firms Management Research Workshopにおいて日本同族企業の投資行動についての実証結果の発表を行い、研究分担者竹原は、名古屋市立大学、一橋大学共催First Conference on Finance and Accounting Research in Asian Pacific Regionで同族企業の株式の流動性と情報の非対称性についての実証結果の発表を行った。
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