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2009 年度 実績報告書

パネルデータによる現代日本家族の動態研究

研究課題

研究課題/領域番号 21243034
研究機関東洋大学

研究代表者

西野 理子  東洋大学, 社会学部, 准教授 (50257185)

研究分担者 永井 暁子  日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (10401267)
キーワード全国家族調査 / パネルデータ
研究概要

本研究は、日本家族社会学会有志が1998年以降継続して実施してきた「家族に関する全国調査(通称NFRJ : National Family Research of Japan)」の一環として、同一標本を追跡するパネル法により現代日本の家族に関する全国規模のデータを収集し、家族の動態を把握しようというものである。
今年度は、第一に、本研究を実施する組織を整えた。まず、実行委員会を組織した上で、日本家族社会学会内において、ひろく研究への参加を呼びかけた。その結果、20数名が参加する研究会を発足させた。今年度は研究会を2回開催し、国内の既存パネル調査の実施概況ならびにクリーニング体制をテーマに講演を依頼し、検討を行なった。
第二に、継続調査のための対象者確保ならびに名簿管理の体制を整えた。NFRJが2009年1月に実施した第3回調査(NFRJ08)の回答者のうち、約2,000名から引き続き調査に協力してもいいという内諾を得ていた。彼らに6月に調査協力へのお礼状を送り、10月にはニュースレターを作成して送付した。この間、対象者の6名から協力辞退の申し出があった一方で、4名から新たに協力の申し出があった。こうした対象者の住所ならびに名簿管理は、パネル調査の実績のある専門調査会社に委託した。
第三に、1月に郵送で追跡調査(WAVE2)を実施した。パネル対象者の年齢分布等を検討し、既婚者用と未婚者用の2種類の調査票を作成した。調査票には、データクリーニングを考慮し、第1回調査(WAVE1)でたずねた反復項目を中心に、出来事経験や調査時点の生活状況を問う質問を含めた。調査時には住所確認のハガキを同封して住所移転に対応した。1月中旬に発送し、2月初旬に1次督促を、2月中旬に再督促を行った。
さらに、上記調査で「この1年間に結婚した」と回答した者に対し、配偶者の属性をたずねる追加調査を郵送で実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] <NFRJの確立>にむけて2-家族パネル調査という新たな試み2009

    • 著者名/発表者名
      西野理子
    • 雑誌名

      家族社会学研究 21(1)

      ページ: 114-117

  • [雑誌論文] NFRJ08標本抽出と調査実施2009

    • 著者名/発表者名
      田中重人
    • 雑誌名

      家族社会学研究 21(2)

      ページ: 208-213

  • [雑誌論文]

    • 著者名/発表者名
      田中重人
    • 雑誌名

      ジェンダー平等と多文化共生:複合差別を超えて(辻村みよ子・大沢真理編、第5章「女性の経済的不利益と家族」を執筆)(東北大学出版会) (印刷中)

      ページ: 99-118

  • [雑誌論文]

    • 著者名/発表者名
      田中重人
    • 雑誌名

      Gender Equality and Multicultural Conviviality(Tsujimura Miyoko and Osawa Mari eds.; Chapter 11 "The family and women's economic disadvantage")(東北大学出版会) (印刷中)

      ページ: 215-234

  • [学会発表] Changing Agenda in Work and Family in Japan2010

    • 著者名/発表者名
      Junya Tsutsui
    • 学会等名
      the International Workshop : Work and Family in Korea and Japan
    • 発表場所
      Ritsumeikan University, Kyoto, Japan
    • 年月日
      2010-03-18

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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