研究課題
本年度は東アジアのロングタームケアと社会保障について考察した。東アジア諸国では急速に少子高齢化が進展し、ロングタームケアの対応が急務とされている。本年度は、日中韓に関して分担研究者が東アジア地域における介護福祉人材育成の課題について研究した。さらに課題を俯瞰して研究をおこなうため日中韓三カ国の社会福祉政策に関わる研究者のシンポジウムを開催し、東アジア地域の共通政策課題、社会システムのあり方の方向について考察した。1:東アジア地域における介護福祉人材育成の課題-介護プロバイダー(担い手)の人材育成- 分担研究 中国の介護プロバイダー育成の課題 日本女子大学 沈潔韓国の介護保険制度の課題 東京福祉大学 金貞任台湾のロングタームケア構想の課題 八戸工業大学 徐明彷日本の介護人材育成 社会事業大学 黒川京子2:東アジアのロングタームケアと社会保障2011年2月26日東京JICA研究所東アジアのロングタームケアと社会保障-介護保険の歴史と今日の課題- :東京大学公共政策大学院教授 小野太一ロングタームケアにおける中国のビジョンと東アジアとの協働: 中国民政部老齢科学研究センター副主任 郭平中国のロングタームケアの実態とアジェンダ:北京師範大学教授 張秀蘭韓国のロングタームケアと社会保障:ソウル大学社会福祉学部 曹興植 (Heung-Seek Cho)