本研究は、シティズンシップ教育を強力に進めているアメリカ、イギリスなどの欧米の各国、中国、香港、台湾、韓国、日本の東アジア各国・地域、パキスタン、イスラエルの西アジア各国、シンガポール、オーストラリアのオセアニア各国の研究者が、自国・地域のシティズンシップ教育に関して統一的なグローバル・スタンダードに基づき、教育実践、カリキュラム、教育施策の3つのレベルにおいて、内部評価と外部評価とを行い、その効果性を判定し、国際比較を行うことを目的としている。 第二年度では、次の5点の成果を挙げた。 1 7月2-4日、英国、セントアンドリュース大学にて開催された第6回国際シティズンシップ教育(CitizED)会議において、海外研究協力者に研究計画を説明し、内部評価報告と外部評価報告を依頼し、協力を得ることができた。 2 9月開催の第2回国際評価セミナーの実施要項を作成し、セミナーの外国語文評価資料を日本語に、日本語資料を外国語(英文)に翻訳し、会議資料を準備した。 3 9月23-26日、キャンパスイノベーションセンター東京で、第1回国際評価セミナー(東京会議)を開催し、シティズンシップ教育の代表的な教育実践に関する内部評価会議を開き、シティズンシップ教育の教育実践評価に関するスタンダードを議論し、その成果をまとめた。 4 2011年2月28-3月6日、広島大学およびキャンパスイノベーションセンター東京で、釈迦か教科書国際セミナーを開催し、社会科・シティズンシップ教育における教科諸問題とその評価を行った。 5 第二年度の研究を総括した。
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