研究課題
本研究は、シティズンシップ教育を強力に進めているアメリカ、イギリスなどの欧米の各国、中国、香港、台 湾、韓国、日本の東アジア各国・地域、シンガポール、オーストラリアのオセアニア各国の研究者が、自国・地域のシティズンシップ教育に関して統一的なグローバル・スタンダードに基づき、教育実践、カリキュラム、教育施策の3つのレベルにおいて、内部評価と外部評価とを行い、その効果性を判定し、国際比較を行うことを目的としている。 研究目標としては、 1.参加する研究者の合意の下、シティズンシップ教育の類型化を図り、グローバル・スタンダードを作る、 2.グローバル・スタンダードに基づいて各国のシティズンシップ教育を、教育実践、カリキュラム、教育政策 の側面において内部評価と外部評価を行う、 3.国・地域の評価に基づいて、シティズンシップ教育の効果を判定する、ことを目指した。平成24年度には、第4回シティズンシップ教育カリキ ュラムに関する国際評価会議を進めるために、5月24-26日開催の第8回CitizED国際会議(英国:ヨ ーク大学)及びメールで発表者、参加者に確認したのち、国内研究者との研究打ち合わせを行い、第4回シティズンシップ教育に関する国際評価会議の出席者とその準備をした。第4回国際評価会議の実施要項を作成した上で、会議の外国語文評価資料を日本語に、日本語資料を外国語(英文)に翻訳し、会議資料を整え、9月8-9日、キャンパ スイノベーションセンター東京で、第4回国際評価会議を開催した。その後、国内外の学会、研究会を活用し、外部評価をすすめた。とりわけ、11月14-18日、アメリカ、シアトルで開催される全米社会科教育協議会(NCSS)大会 において、外部評価者への説明と評価打ち合わせを行い、評価を実施し、総括を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Social Science education
巻: Vol.11 No.2 ページ: 24-38