研究課題/領域番号 |
21244028
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
柴田 利明 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (80251601)
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研究分担者 |
中野 健一 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (20525779)
後藤 雄二 独立行政法人理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 先任研究員 (00360545)
宮地 義之 山形大学, 理学部, 准教授 (50334511)
澤田 真也 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (70311123)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 反クォーク / クォーク / 陽子構造 / グルーオン / フレーバー非対称性 |
研究概要 |
SeaQuest(E906)実験は陽子-陽子や陽子-中性子反応におけるドレル・ヤン過程を用いて核子内の反粒子、即ち反クォークについて研究をする実験である。ドレル・ヤン過程は反クォークの存在を特定する最も明確な方法である。特に反uクォークと反dクォークの非対称度や、反クォークのスピンと軌道運動の相関を研究する。 これまでの磁気スペクトロメータの建設を総括するために、本年度は120GeV陽子ビームで実際に実験を行った。平成24年3-5月にテストビームタイムを得た。まず120GeVの陽子の取り出しビームラインの稼動をフェルミ国立加速器研の協力により実現し、陽子、重陽子標的などに当て、ミューオン対スペクトロメータのハードウェアとソフトウェアの性能を確認した。日本グループが製作し、日本から空輸して組み込んだドリフト・チェンバーについては、このテストビームタイムで実際にミューオンを測定し、出力パルスを見てデジタルパルスの処理も行い、検出効率・時間分解能などの基本性能を確認した。スペクトロメータ全体としては荷電粒子のトラッキングを行い、ミューオン対の不変質量にJ/psiのピークを確認した。このようにして磁気スペクトロメータの性能を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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