研究課題
基盤研究(A)
変位雑音フリー干渉計(DFI)技術を用いて、標準量子限界(SQL)を越えるための超高感度変位計の開発を行った.プロトタイプ実験によって原理検証および実証試験を行ったDFIの技術を更に拡張し、SQLを観測・越えるために必要とされる基礎的技術開発を進めた.装置の真空化、光源の高輝度化など、設備のアップグレードを経て変位センサーとしての干渉計の高感度化を行った.マッハツェンダー干渉計部の光学素子を固着したモノリシック干渉計を採用したところ,数Hz以上の周波数帯域で光の散射雑音(量子雑音)に制限される干渉計感度を実現し,SQLの観測を想定する感度レベルまであと1桁と迫るところまで到達した.
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Journal of physics conference series
巻: 228, 012026
Phys. Rev. Lett.
巻: 103,171101