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2009 年度 実績報告書

将来のCP非保存実験を見込んだT2K実験の高感度化

研究課題

研究課題/領域番号 21244042
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

小林 隆  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (70291317)

キーワードニュートリノ振動 / CP対称性非保存 / ハドロン生成 / 水チェレンコフ検出器
研究概要

本研究では長基線ニュートリノ振動実験T2Kの電子ニュートリノ出現事象の感度向上をはかり早期発見を目指すとともに、将来のニュートリノにおけるCP非保存探索実験実現のための道筋をつけることを目的とし、
(1)ニュートリノの親粒子であるパイ中間子の生成断面積の精密測定、
(2)前置ニュートリノ検出器の改良のための検出器開発を行う。
今年度(H21)は、CERN NA61実験で行ったパイ中間子の生成断面積の精密測定の結果を用いて、T2K実験のニュートリノビームに対する不定性を小さく抑える研究を行い、パイ中間子からの不定性を20%以下に抑えた。また、前置ニュートリノ検出器の改良のための小型水チェレンコフ検出器の基本性能をシミュレーション等により検討し、本検出器の設計最適化を行った。そして、H22年度に繰り越した予算を用い、検出器の建設を開始した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Search for Astrophysical Neutrino Point Sources at Super-Kamiokande2009

    • 著者名/発表者名
      E.Thrane, et.al.
    • 雑誌名

      Astrophys.J.

      巻: 704 ページ: 503-512

    • 査読あり
  • [学会発表] Future Neutrino Physics Scenarios in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Takashi Kobayashi
    • 学会等名
      Workshop on Next Generation Nucleon decay and Neutrino Detectors
    • 発表場所
      米国・コロラド
    • 年月日
      2009-10-10
  • [学会発表] J-PARC neutrino beam2009

    • 著者名/発表者名
      Takashi Kobayashi
    • 学会等名
      Workshop on Next Generation Nucleon decay and Neutrino Detectors
    • 発表場所
      米国・コロラド
    • 年月日
      2009-10-09

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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