研究課題
本研究の目的は,超高強度レーザー加速電子によるレーザー光自身の逆コンプトン散乱X線を開発し,それを用いて,後方散乱遠隔透視法の実証を行うことである。[1] 本年度は,現有の3TW超高強度レーザーレーザーの小型化を試み,光学定盤で2段の立体構成にする事により、光学定盤1台(トラック荷台サイズ)に収まるサイズとした。[2] 前年度、主ビームのみ放物面鏡を使用し副ビームはレンズ集光であった.本年は両ビームとも焦点距離230mm軸外し放物面鏡で対向に85気圧Heガスジェットに照射する系を完成した.[3] 2倍高調波(407nm)シェアリング干渉計の検出器にMCP高感度CCDカメラを導入し、レーザーチャンネル形成観測のSN比向上を図った.[4] 電子ビームエネルギー計測範囲を磁場を強化し30MeVまでであったものを100MeVまでひろげた。[5] 結果は、平成22年10月米国物理学会および12月プラズマ核融合学会年会(北大、札幌)で報告した.23年3月遠隔透視技術の実用化のため、共同開発市場調査のため安全管理展に出展した.
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 備考 (1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 1件)
Plasma and Fusion Research
巻: 6 ページ: 1306006(1-4)
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http://www.gpi.ac.jp/bunya/energy/research1.html