研究課題/領域番号 |
21246047
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
浪平 隆男 熊本大学, パルスパワー科学研究所, 准教授 (40315289)
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研究分担者 |
高木 浩一 岩手大学, 工学部, 教授 (00216615)
王 斗艶 熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (30508651)
杤久保 文嘉 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (90244417)
小野 亮 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (90323443)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | ナノ秒 / パルス / 放電 / プロセス / プラズマ |
研究概要 |
「つくる」グループ:パルス線路方式ナノ秒パルス電源について、スイッチ部の半導体化及び熱発生部の高耐熱化を進め、その信頼性を高めた。また、その高信頼性ナノ秒パルス電源は、既にいくつかの企業へ譲渡されるなど、ナノ秒パルス放電の応用展開が着実に進んでいることが確認された。 「はかる」グループ:ナノ秒パルス放電の発光を分光した結果、ストリーマヘッドの大きさや電界がパルス立ち上がりを急峻にするとともに、大きくかつ高くなることが確認された。また、ナノ秒パルス放電のOH、O、NO密度をレーザー誘起蛍光法で測定するとともに、シミュレーションで放電パルス立ち上がり時間を急峻にしたときの影響を調べた結果、ナノ秒パルス放電は、100nsオーダーの一般的なパルス放電に対してスパーク放電に移行しにくく、表面近傍での短寿命活性種生成能力が遜色ないことを解明した。また、ナノ秒パルス放電を模擬した印加電圧の下、乾燥空気及び酸素中でのストリーマ進展特性を一次元シミュレーションにより評価した結果、両ガス中にて、印加電圧の増加に伴って酸素ラジカル生成効率が増加すること及び酸素中にて酸素ラジカル生成効率が際立っていることが確認された。 「つかう」グループ:ナノ秒パルス放電をディーゼル発電機からの実燃焼排ガス処理に適用した結果、50%の窒素酸化物処理率における電力使用率がディーゼル発電機の発電電力の僅か2%程度と非常に小さいことが確認された。これは、ナノ秒パルス放電が、実用プロセスとして、非常に大きな可能性を秘めていることを実証した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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