研究課題
乳腺腫瘍で散乱された微弱な電波を受信し、乳腺腫瘍を非侵襲でイメージングする超広帯域UWB(ウルトラワイドバンド)通信に対応できる手のひらサイズの4x4スロットアンテナアレーを開発した。UWB-CMOS乳腺腫瘍位置計測システムとして、周波数領域アナログベクトルネットワークアナライザーに対応する時間領域デジタル超高感度サンプリング回路を開発した。具体的には、位相雑音を極限まで低減するリング電圧制御発振回路にサブサンプリング位相ロックループ回路を組み合わせて位相雑音-119.1 dBc/Hz 、ジッター 0.73 ps を達成した。開発した共焦点画像処理アルゴリズムで4x4(16個)の平面アンテナのすべての組み合わせで送受信される電波の位相遅れと振幅の変化から断面画像をイメージングした。170psの高速インパルスをデジタルサンプリングするために、102GS/sの等価時間サンプリングCMOS回路を開発した。消費電力は125mWで、4bit高速アナログデジタル変換回路、16-64位相インターポレータ回路、スイッチカスコードマルチプレクサ回路から最小時間分解能9.8psを達成した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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IEEE Transactions on Components, Packaging and Manufacturing Technology,
巻: 2 ページ: 1859-1870