研究課題
本年度の主な研究成果は以下の通りである。1.H21に開発した避難所通信システム(SCS)プロトタイプの開発を継続し、機能改善・追加の仕様化、ソフト開発を行い、動作検証を行った。主な改善・追加機能を下記に示す。(1)避難所サーバが受信したメッセージ用紙の宛先電話番号に対するユーザアカウントに、避難所ID、電子メールアドレスのいずれも未設定であるとき、避難所サーバが宛先電話番号に自動電話をかけ、着信メッセージがあることを通知し、SCSホームページヘアクセスしメッセージ転送のための電子メールアドレスの登録を呼び掛ける音声メッセージを伝える。(2)災害地外の利用者がインターネット経由でSCSアクセスする手段としてパソコンに加え携帯電話をサポートする。(3)メッセージ受信者の携帯電話、パソコンなどにメッセージ本体ではなくメッセージ着信通知とメッセージを閲覧できるURLを通知する。2.H21年度に構築した新潟大学と周辺の小、中学校、高校を無線メッシュネットワークの性能評価を行った。具体的には、各リンクのスループット、各避難所からゲートウェイまでのマルチホップパスのスループットを測定した。この際、各リンクでチャネルによるスループットへの影響を調査し、その結果をもとにスループットを最大化するようなチャネル割当を求めた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (23件) 備考 (1件)
電子情報通信学会論文誌
巻: vol.J94-B、no.2 ページ: 94-102
IEEE Communications Magazine
巻: vol.50, no.1 ページ: 52-57
巻: vol.J93-B、No.10 ページ: 1356-1367
IEICE Transactions on Communications
巻: vol.E93-B, no.11 ページ: 2936-2944
巻: vol.J93-B, no.11 ページ: 1522-1530
http://www2.net.ie.niigata-u.ac.jp