研究課題/領域番号 |
21246094
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松原 英一郎 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90173864)
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研究分担者 |
才田 淳治 東北大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (20359540)
市坪 哲 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40324826)
八木 俊介 大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 講師 (60452273)
平田 秋彦 東北大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90350488)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 金属ガラス / アモルファス構造 / X線回折 / 粘弾性 |
研究概要 |
本研究では、1.弱い結合を示す領域と強い結合を示す領域との解明、2.緩和に伴う基本構造構成の変化の解明、3.金属非晶質固体の緩和の包括的理解を主なテーマに、アモルファス金属や金属ガラスなど金属非晶質固体の構造を、強い結合を示す領域と弱い結合を示す領域に分類し、構造安定化、緩和、ガラス転移、粘性などの諸現象を解明することを目的としてきた。この目的達成のために、本申請研究では、回折手法とX線非弾性散乱スペクトロスコピー、透過電子顕微鏡観察を組み合わせ金属ガラス中の基本構造の解析とそれらが連結してできるマクロ構造の解析を行った。また、ガラス転移近傍で音響スペクトロスコピーを使って、金属ガラスの動的粘弾性を測定し、同領域での構造変化と比較し、ガラス転移近傍での基本構造の発展過程について考察を行ってきた。 平成25年度は、Zr基およびPd基金属ガラスの基本構造要素を整理し、金属ガラスの特徴的な緩和・粘性挙動を総括した。また、Zr基およびPd基金属ガラスの構造安定化機構の解明についても継続して行い、ガラス安定化発現機構の解明のための研究を行った。さらに、金属ガラスの金属ガラスにおける延性発現と自由体積の関係についても研究を継続して行った。ここでは、ボゾンピークに起因すると考えられる低温比熱測定を、Zr基およびPd基金属ガラスで系統的に実施し、構造解析結果や粘弾性挙動と比較し、緩和と延性発現機構を考察した。これらの研究成果をまとめ、論文に発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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