研究課題
基盤研究(A)
タンク壁面の弾性影響を考慮したスロッシング荷重設定法の開発、および、スロッシング衝撃圧低減機構の開発のため、種々のタンク模型を用いた実験的研究を実施した。その結果、タンク模型の相似比Rに対しピーク圧平均の比は0.7R~1.3Rのばらつきを示すこと、衝撃水圧作用時の付加水質量は4分円モデルによって見積もることができ、中液位では振動周期の増加に対して動的応答倍率が単調減少傾向を示すことが明らかになった。また、膜材によるスロッシング衝撃圧低減効果は液位に拘わらず大きいが、中液位以上では繋留索の支持点反力がかなり大きくなることが明らかになった。そのため、低液位に特化したスロッシング低減機構に改良し、その有効性を実験的に示すとともに、低減機構の有限要素法シミュレーションが可能であることを明らかにした。
すべて 2010
すべて 学会発表 (3件) 産業財産権 (1件)