平成24年度は当該研究の最終年度であり、平成21年度から3カ年間にわたって,所期の研究計画に従って実施して得られた基礎データと成果を総合することにより,補足部分について,権威ある国際的専門学術国際学会での発表と論文刊行による情報発信を行うとともに,国内外で有機化学合成用に使用されたウランとアンチモンを含有する触媒の廃棄物を所有する者(国内1社)およびこれを処理しようとする者(海外1社,国内2社)と特許を含めた本研究の成果の利用に関する情報交換をおこなった.この結果,韓国においても我が国と同様の未処理ウラン廃触媒の処理・処分が必要であり,本研究の先導性を背景とした国際共同研究可能性と技術的需要があること,更には東欧諸国との技術協力も需要があることが判明し,国内外における今後の本研究の継続的技術成果移転と今後の発展的活動に有意性が存在することが明らかとなった.
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