研究概要 |
1)レチノイン酸シグナルによるNodal遺伝子の発現制御:Nodal(lacZ)BAC及びRAREを欠損する変異BACを持つトランスジェニックマウスを作製し、種々の発生の時期において、両者の発現パターンの違いを探索した。その結果,RAREに依存する新たな発現部位を見出した。Nodal遺伝子のRAREを特異的に欠損するマウスの作製を開始した。 2)FoxH1標的遺伝子の候補:3つの候補について、FoxH1結合配列を持つ/持たないlacZレポーターBACを持つトランスジェニックマウスを作製した。 3)発生後期・成体でのNodalシグナルの役割:Nodalシグナルに関わる因子(Nodal,Lefty,受容体など)のBAC DNAにlacZをノックインした組換えBACを持つトランスジェニックマウスを作製し、これを用いて、発生後期や成体器官におけるNodal, Lefty, FoxH1の発現部位を探索した。Nodal^<flox>やLefty^<flox>マウスを作製した。 4)NodaLシグナルによるDVE/AVEの形成・移動:DVE細胞を蛍光蛋白質(膜局在型Venus,膜局在型Tomato)で標識したマウスを用い、5.25日胚を培養しつつ経時観察することにより、DVE形成のされ方、形成されたDVE細胞の挙動・移動様式を観察する事が出来た。
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