研究課題
基盤研究(A)
組織や器官が正しく連携するためには、それらが体内で正しい位置に配置される必要がある。本研究では、組織や器官の体内配置の初期過程のしくみを明らかにすることを目的として、神経堤細胞(以下NC細胞とよぶ)をモデルとした解析を行った。特にNC細胞がダイナミックに移動しながら目的のポジションに辿り着く制御機構に注目し、NC由来の色素細胞と交感神経系細胞の挙動を解析した。遺伝子操作、組織移植、細胞移動ライブイメージングなどに関し多数の新規方法論を開発し、NC細胞の移動には、非NC細胞との相互作用が極めて重要な役割を担っていること、またこれらの相互作用の破綻が各組織の空間配置を乱すことなどを明らかにした。
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