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2009 年度 実績報告書

ヘムによる液性免疫応答制御の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21249014
研究機関東北大学

研究代表者

五十嵐 和彦  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00250738)

研究分担者 本橋 ほづみ  東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00282351)
武藤 哲彦  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80343292)
加藤 恭丈  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (40397914)
村山 和隆  東北大学, 大学院・医工学研究科, 准教授 (40400452)
キーワード遺伝子 / 免疫学 / 発生分化 / 蛋白質 / ストレス
研究概要

本研究では、液性免疫応答におけるヘム代謝に焦点をあて、ヘムシグナルによる免疫応答制御という、今まで全く想定されていない研究分野を開拓する。具体的には、液性免疫応答を制御する転写因子群(Bach1およびBach2)がヘム受容体でもあることに着目し、ヘムによるBachの制御機構を明らかにする。さらに、ヘム非応答性Bach1およびBach2をデザインし、これらでノックアウトマウスのレスキュー実験を行い、その液性免疫応答の変化を比較解析する。そして、生体においてヘムが抗体産生や抗体クラススイッチ、さらには自然免疫を調節することを証明する。
本年度は、Bach2とヘムの結合に関して生化学的な解析を行い、その知見を活用してヘム非結合型Bach2を構築することを目指した。各種Bach2断片を大腸菌で発現したのちに液体クロマトグラフィー法を組み合わせて高純度タンパク質を得た。これを用いて分光学的手法によりヘム結合の比較を行い、ヘム結合領域を特定した。おおよそ200アミノ酸の領域がヘム結合ドメイン様の機能を有すること、このなかの複数のシステイン残基がヘムの鉄に配位する可能性を見いだした。さらに、これらシステイン残基に変異を導入することにより高親和性ヘム結合能はほぼ失われることを確認した。そこでこのcDNAあるいは野生型cDNAをBリンパ球特異的プロモーター(CD19遺伝子由来)に連結した人工的遺伝子を構築した。現在、この人工遺伝子をマウスヘ導入する準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Dense co-regulators network for HO-1 gene expression 6th International Congress on Heme oxygenases2009

    • 著者名/発表者名
      五十嵐和彦
    • 学会等名
      Heme oxygenases in Biology & Medicine
    • 発表場所
      マイアミビーチリゾートアンドスパ(米国)
    • 年月日
      2009-10-01

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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