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2009 年度 実績報告書

microRNAを標的とした新規癌予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21249042
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

酒井 敏行  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (20186993)

研究分担者 曽和 義広  京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (70315935)
与五沢 真吾  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (70381936)
堀中 真野  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (80512037)
キーワードTRAIL / miR-221 / miR-222 / アポトーシス / Bcl-2 / miR-15 / miR-16 / プロモーター
研究概要

1. TRAIL感受性を標的とした「microRNA調節化学予防」
miR-221、miR-222にはTRAILの効果を減弱させる働きがあることから、TRAILの効果に影響を与えるmiR-221、miR-222の標的分子の探索を実施し、その結果、アポトーシス誘導に関連する分子が、miR-221、miR-222の標的分子であることを同定した。現在、miR-221、miR-222のその標的分子の発現制御に対する詳細な機構を解析中である。
またmiR-221、miR-222は、上記の我々が見出したアポトーシス誘導に関連する標的分子の発現を抑制することでTRAILの効果を減弱させることから、miR-221、miR-222の発現を低下させることで、逆にTRAILの効果を増強させると考え、TRAILの効果を増強することで癌予防効果を発揮する食品成分を探索するにあたって、当該microRNAのプロモーター活性を指標としたスクリーニング系を構築中である。
2. Bcl-2によるアポトーシス抵抗性を標的としたmicroRNA調節化学予防法
アポトーシス抵抗性に働く抗アポトーシス遺伝子Bcl-2の発現低下を促すことで、より効率的に癌細胞の細胞死を誘導できると考え、Bcl-2を低下させることが知られているmicroRNAであるmiR-15、miR-16に着目した。miR-15、miR-16の発現を上昇させることで、抗アポトーシス遺伝子Bcl-2の発現を低下させアポトーシスを誘導しやすくすることで、癌予防効果を発揮する食品成分を探索するにあたって、当該microRNAのプロモーター活性を指標としたスクリーニング系を構築中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/pubmed/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2012-11-09  

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