研究課題/領域番号 |
21249042
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
酒井 敏行 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (20186993)
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研究分担者 |
曽和 義広 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (70315935)
与五沢 真吾 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (70381936)
堀中 真野 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (80512037)
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キーワード | TRAIL / miR-221 / miR-222 / プロモーター / メチル化 / miR-34b/c |
研究概要 |
1. TRAIL感受性を標的とした「microRNA調節化学予防」 本計画では、TRAILの効果を減弱させるmicroRNAであるmiR-221、miR-222の発現を低下させることにより、癌予防効果を発揮する食品成分を探索する目的で実験を開始した。 microRNAの発現を調節する食品成分を探索するにあたって、当該microRNAのプロモーター活性を指標としたスクリーニング系を構築し、そのスクリーニング系を用いてmicroRNAを調節する食品成分を探索することを目的として、miR-221及びmiR-222のプロモーター領域をクローニングし、プロモーターアッセイ系を確立することに成功した。 2. 脱メチル化作用を有する食品成分を用いた「microRNA調節化学予防法」 プロモーター領域のメチル化によって発現抑制されている癌抑制的に働くmicroRNAの発現を、回復させることができる食品成分の探索を目的として、まずDNAメチル化阻害剤である5-azacytidineによって癌抑制的に働くmicroRNAであるmiR-34b/cの発現が回復することを確認した。
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