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2011 年度 実績報告書

看護系大学学士課程助産学生に有用な産婦ケア(分娩介助を含む)の教育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21249094
研究機関日本赤十字広島看護大学

研究代表者

新道 幸惠  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (30162796)

研究分担者 鈴木 幸子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
遠藤 俊子  京都橘大学, 看護学部, 教授 (00232992)
吉沢 豊予子  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80281252)
キーワード助産学 / 産婦ケア / 教育方法 / 教材開発 / シミュレーション教材
研究概要

当該年度は、看護系大学の学士課程における助産学専攻学生の分娩介助を含む産婦ケア能力の育成を目標にして有効な授業方法を検討し、演習や実習および開発した教材の有効性を検討するための評価をするという計画を立てて実施した。
第1班では、学内演習における教育方法の開発を目標にしており、(1)分娩見学を学内演習前に実施することで、実際の産婦ケアへのイメージを持ちながら各自の学習課題を明確にし、学内演習に臨むことを目標にした、(2)次に、見学とOSCEを連動させて学びを深める内容にしたこと、(3)OSCEの効果を上げるために児心音の聴ける分娩監視装置の教材開発や模擬患者を工夫することにより、臨場感のある出産場面を設定した。
第2班では、(1)前年度までに作成した産婦ケアの実習評価表により、学生の1~2,5,8,10例目の学生および実習指導者による評価を行い、それらのデータを収集して、前年度との比較を行い、学生間や指導方法による差等を明らかにした。
第3班では、学生ならびにベテラン助産師の手掌圧の変化をモニターカメラで観察して、そのデータを分析した結果、母親の会陰の状態つまり児頭の下降にしたがって、左右の手掌の協働作業と左右の5指の圧が変化する状態を視覚的に表現できることを明らかにした。教材作成会社と交渉して、それらのデータによる助産師の教材開発の可能性について検討した結果、分娩介助における助産師の左右の手掌圧に着目して、児頭の産道内下降に応じて手掌圧の変化を学習できる視聴覚教材として、CD教材の開発のめどをつけることができた。第1から第3班までの各班が行った教育方法の開発結果の統合的な使用は、産婦ケア能力の育成に効果を上げるものであるとの確信が得られた。これらの結果は、これまで日本看護科学学会の交流集会において、報告し、参加者と共有してきた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (8件)

  • [学会発表] 助産師学生のための産婦ケア(分娩介助も含む)に関する有効な教育方法の開発2011

    • 著者名/発表者名
      新道幸惠、鈴木幸子、遠藤俊子、吉澤豊予子、石井邦子、林ひろみ、大井けい子、小林康江、斉藤益子、村本淳子、清水嘉子、大平光子、成田伸、森恵美
    • 学会等名
      第31回日本看護科学学会学術集会交流集会
    • 発表場所
      高知県民文化ホール(高知市)
    • 年月日
      2011-12-02
  • [学会発表] 看護系大学学士課程助産学生の助産実習前OSCEにおける産婦ケア能力に関する学生の自己評価の特徴2011

    • 著者名/発表者名
      北川良子、石井邦子、林ひろみ、鈴木幸子、芝本美紀、山本英子、大井けい子、渡部尚子
    • 学会等名
      第52回日本母性衛生学会学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都市)
    • 年月日
      2011-09-29
  • [学会発表] 助産学実習における助産実践能力の獲得に関する研究2011

    • 著者名/発表者名
      大滝千文、遠藤俊子、竹明美、小林康江、斎藤益子、清水嘉子、村本淳子、新道幸惠
    • 学会等名
      第52回日本母性衛生学会学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都市)
    • 年月日
      2011-09-29
  • [学会発表] 看護系大学学士課程助産学生に有用な産婦ケア(分娩介助を含む)の教育方法の検討-実習前到達度-2011

    • 著者名/発表者名
      芝本美紀
    • 学会等名
      第52回日本母性衛生学会学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都市)
    • 年月日
      2011-09-29
  • [学会発表] 看護系大学学士課程助産師学生に有用な産婦ケア(分娩介助を含む)の教育方法の開発2011

    • 著者名/発表者名
      新道幸惠
    • 学会等名
      看護系大学助産師教育研究会主催第1回ワークショップ
    • 発表場所
      日本赤十字広島看護大学(廿日市市)
    • 年月日
      2011-07-17
  • [学会発表] 実習前の到達度と産婦ケア能力向上のための介入プログラム開発2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木幸子
    • 学会等名
      看護系大学助産師教育研究会主催第1回ワークショップ
    • 発表場所
      日本赤十字広島看護大学(廿日市市)
    • 年月日
      2011-07-17
  • [学会発表] 助産実習における臨床判断と実践能力に関する研究-分娩介助実習の到達プロセス評価2011

    • 著者名/発表者名
      遠藤俊子
    • 学会等名
      看護系大学助産師教育研究会主催第1回ワークショップ
    • 発表場所
      日本赤十字広島看護大学(廿日市市)
    • 年月日
      2011-07-17
  • [学会発表] 産婦ケア(分娩介助を含む)の学習に用いる教材開発2011

    • 著者名/発表者名
      吉沢豊予子
    • 学会等名
      看護系大学助産師教育研究会主催第1回ワークショップ
    • 発表場所
      日本赤十字広島看護大学(廿日市市)
    • 年月日
      2011-07-17

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公開日: 2013-06-26  

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