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2010 年度 実績報告書

「看護の教育的関わりモデル」を活用したアクション・リサーチとモデルによる介入効果

研究課題

研究課題/領域番号 21249096
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

河口 てる子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50247300)

キーワード患者教育 / 教育的関わり / 直感的解釈 / 看護師 / とっかかり/手がかり言動 / アクション・リサーチ / 生活 / Professional Learning Climate
研究概要

研究目的は、第1に患者教育のための看護実践モデルである「看護の教育的関わりモデルver.6.1」を用いたアクション・リサーチを行い、モデルの適用、および看護職の患者教育に対する認知・態度・行動の変化とそのメカニズムを明らかにすることである。第2に「看護の教育的関わりモデルver.6.1」を構成する中心概念の1つである「生活者としての事実とその意味のわかち合い」を介入内容とした無作為化比較臨床介入研究を行ない、「看護の教育的関わりモデル」が、看護師および患者の意識および行動に変化をもたらすかどうかを明らかにする。
平成22年度は、第1部のアクションリサーチを駿河台日本医科大学病院)・名古屋(名古屋記念病院)・福岡(九州大学医学部附属病院)の3施設で実施し、24名のメンバーで分析した。結果は2011年7月にメキシコ、カンクンで開催されるthe 2nd World Academy of Nursing Science(WANS)に発表予定で、演題をアプライし、2演題採択された。
研究者の構成は大学所属研究者12名、専門看護師(慢性疾患看護)3名、認定看護師(糖尿病看護)1名、糖尿病療養指導士の資格を持つ看護部長・師長・主任各1名、患者教育を専門とし修士の学位を持つ臨床スタッフ2名)で行われた。月1回の全体会議と施設ごとの小グループ単位での検討を随時(おおよそ月1~2回)行なった。
第2部の臨床介入研究は、日本赤十字看護大学の研究倫理委員会の審査を受け、また厚生労働省推奨の世界保健機構による臨床研究登録(JPRN)を終えて、現在98名の対象者にベースライン調査を実施した。対象者を介入群・対照群に無作為に分け、介入を開始したが、介入は東北の大震災の計画停電などにより1年の計画から1.5年に延長が必要となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 【看護におけるイノベーションの現在 日本の看護系学会が推進するケアの開発と実践】日本慢性看護学会 患者教育の実践研究事例「看護の教育的関わりモデル」2010

    • 著者名/発表者名
      河口てる子
    • 雑誌名

      インターナショナルナーシングレビュー

      巻: 33(3) ページ: 116-122

  • [学会発表] 患者教育について学ぶ「看護の教育的関わり」・患者教育の実践知・「看護の教育的関わりモデル」2010

    • 著者名/発表者名
      河口てる子
    • 学会等名
      第48回日本がん治療学会学術集会
    • 発表場所
      京都市:国立京都国際会館
    • 年月日
      2010-10-29

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公開日: 2012-07-19  

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