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2009 年度 実績報告書

タンロン皇城遺跡の保存活用に関する包括的調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 21251001
研究機関独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所

研究代表者

清水 真一  独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, センター長 (70359446)

研究分担者 友田 正彦  東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 保存計画研究室長 (70392553)
キーワード国際研究者交流 / ベトナム / 都城遺跡 / 歴史学 / 考古学 / 建築史 / 保存科学 / 遺跡保存
研究概要

<考古学・建築調査>
ホアンズィエウ18番地における発掘調査を継続するベトナム社会科学院考古学研究所に協力し、調査の終結に向けて遺構の解釈に関する検討を現地において実施した。また、基壇遺構の復元CGも作成した。その結果、追加発掘の成果と合わせて、軒を接するように宮殿建物が密集して建つ李朝期から陳朝期にかけての様相が一層明らかになったほか、従前の解釈を変更すべき点も少なからず判明した。建築の上部構造については依然手掛かりが乏しいが、出土土製品の検討などから斗?を使用した可能性等、建物遺構が現存する黎朝期以降とは異なる様相が指摘できる。
<保存調査>
遺跡現地に設置されている気象観測ステーションの観測データを回収・分析し、1年間にわたる微気象の変動状況を明らかにした。その成果は、"A Report on the Environmental Measurement Pertaining to the Conservation of the Thang Long Imperial Citadel(2008-2009)"として取りまとめ、英語・ベトナム語で出版した。年間を通じて高温多湿な気候特性とともに、周辺建物や樹木の影響といった局地的要因も指摘され、具体的遺構保存措置に関する今後の検討過程において有効に活用できるものと期待される。
遺跡保存・活用上、最も困難と予測される課題は出土遺構の露出展示であるが、これについては越側担当者と問題意識を共有するとともに、我が国におけるこれまでの経験を今後の検討に活かすため、同研究所およびハノイ市コーロア遺跡保存センター職員を招聘し、関西地域における先行事例の実地研究を共同で行った。併せて、遺跡整備の全体的方向性についても議論を重ねている。
<歴史調査>
タンロン皇城に関する歴史資料及び文献等の収集を継続している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 宮殿の建物をイメージする2010

    • 著者名/発表者名
      上野邦一
    • 学会等名
      文化遺産国際セミナー「古代の都を考える-奈良とハノイ-」
    • 発表場所
      奈良県新公会堂
    • 年月日
      2010-01-30
  • [図書] A Report on the Environmental Measurement Pertaining to the Conservation of the Thang Long Imperial Citadel(2008-2009)2010

    • 著者名/発表者名
      宇野朋子
    • 総ページ数
      48
    • 出版者
      東京文化財研究所文化遺産国際協力センター

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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