研究課題/領域番号 |
21252004
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
河村 哲二 法政大学, 経済学部, 教授 (20147010)
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研究分担者 |
半田 正樹 東北学院大学, 経済学部, 教授 (80125640)
苑 志佳 立正大学, 経済学部, 教授 (00308123)
王 東明 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (30368394)
馬場 敏幸 法政大学, 経済学部, 教授 (00359663)
李 捷生 大阪市立大学, 創造都市研究科, 教授 (50255634)
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キーワード | グローバル金融危機 / グローバリゼーション / グローバル・シティ / サブプライム問題 / カリフォルニア州 / ニューヨーク / ティファナ / ソウル・釜山 |
研究概要 |
本年度は、初年度として、金融危機の最大の震源地であるアメリカの実態の研究に重点をおき、同時にアメリカ発のグローバル金融危機・経済危機が新興経済・周辺経済に対して与えている影響の実態の解明のため、2010年度以降のアジア・中国地域、中南米地域等に関する基本点を確認する目的で、メキシコおよび韓国の現地実態調査を行った。本年度の最大の研究活動である現地実態調査は、8月23日~9月23日に、代表者・分担者12名が参加し、アメリカを中心に、一部メキシコおよび韓国において実施した。アメリカについては、カリフォルニア州(シリコンバレー・サンフランシスコ地域、ロサンゼルス地域)で、金融およびサブプライム問題の実態およびグローバル・シティ状況の実状を調査した。グローバル金融センターであるニューヨーク市では金融当局者・金融機関に対する聴き取り調査を通じ、アメリカおよびグローバルな金融状況とその問題点を解明するとともに、グローバル・シティ状況の実態を調査した。メキシコではカリフォルニア調査と関係させ、ティファナ市において旧マキラドーラ地区における日系企業および産業政策的転換の実態を調査した。韓国については釜山・ソウル地域を中心にグローバル金融危機・経済危機の影響を焦点として調査し、中国等との関連でいち早く経済回復に向かった要因を解明した。また、各地で関連テーマのセミナー、シンポジウムに出席し発表するとともに、各大学・研究機関の共同・連携研究者等との研究連絡と議論を行った。関連して、調査準備・調査結果の整理など研究成果の総括、次年度準備のため、5回の国内研究会を開催した。
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