研究分担者 |
山本 政儀 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (10121295)
長谷部 徳子 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (60272944)
青木 賢人 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (30345649)
高原 光 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (30216775)
谷 幸則 静岡県立大学, 環境科学研究所, 准教授 (10285190)
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研究概要 |
モンゴル・ロシア・韓国との共同プロジェクトとして平成21年度から平成23年度にかけて、湖面標高が1600mにあるダルハド湖(モンゴル北部、エニセイ河の上流)とフブスグル湖等を対象とし、間氷期の推移の解明を目的に、最終間氷期(MIS5e)や超間氷期(MIS11)を含む数本(ダルハド湖、フブスグル湖およびその周辺等)のコアの採取を行い、その分析・解析を進める。また、流域での調査を併行し、環境が記録されるプロセスの検討を進める。特に地球温暖化問題に関連して議論が始まっている現在の間氷期の終結はユーラシア東部や北部のMIS5d(11.5万年前)のように最寒冷期への契機となるかあるいはMIS11(40万年前)のような超間氷期につながるのか、その時陸域環境はどのように進展するかという問題の解明の手掛かりを得ることを主たる目的とする。 平成21年度は以下の作業を進めた: 1.フブスグル湖コア試料(HDP09)の輸入と資料の配分・分析(5月:金沢大) 2.研究計画の実施に関する打ち合わせ(6月,静岡/担当:静岡県立大) 3.ダルハド湖等の掘削の検討(6月、11月:モンゴル・ウランバートル;モンゴル科学アカデミー地質資源研究所、7月:ロシア・ノボシビルスク;ロシア科学アカデミー地質資源鉱物研究所) 4.フブスグル試料(HDP08/HDP09)の分析および既存の資・試料の整理の検討.各項目の担当は以下の通り;古気候変動と物理量・流域解析・地形解析;柏谷・青木・遠藤,年代;長谷部・酒井(富山大・連携研究者)・中村(名古屋大・連携研究者),同位体;山本・長尾(金沢大・連携研究者),有機化学;谷・井上(大妻女子大・連携研究者),無機化学;福士,生物化石;高原・箕浦(東北大・連携研究者)、掘削技術;河合(国際環境研究協会・研究協力者) 5.ダルハド湖における掘削開始(平成22年3月末):日本・韓国・ロシア・モンゴル参加
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