• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

キリスト教・イスラーム文化混淆地域の歴史的遺構にみる建築技術の展開と交流

研究課題

研究課題/領域番号 21254004
応募区分海外学術
研究機関東京工業大学

研究代表者

篠野 志郎  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (20108210)

研究分担者 山中 浩明  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (00212291)
藤田 康仁  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 助教 (00436718)
元結 正次郎  東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (60272704)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワード中世 / 歴史的建築物 / キリスト教 / イスラーム / 建築技術 / 架構 / 地震
研究概要

◯研究対象地域であるアルメニア、グルジアの各国において、歴史的建築物の調査ならびに現地研究協力者との研究・調査打ち合わせ及び調査許可関係の調整を実施した。なおトルコ共和国については、昨年度で調査自体は終了している。
◯グルジア共和国においては、同国北西地域(スワネティ周辺)、中部地域(ゴリ周辺)、北部(カズベキ周辺)における建築遺構について、各遺構の基本情報の収集を主眼に、写真・ビデオ撮影及び実測等の調査を行った。調査にあたっては、同国立チュビナシュヴィリ・センターの協力を得た。また、本プロジェクトの推進や将来的な研究協力について、同センターの他、イリア大学付属地震研究所とも協議を重ねた。
◯アルメニア共和国においては、首都イェレヴァン及び同国中西部(アシュタラクやアラガツォン県)に所在する遺構について、現況把握を主眼とした建築調査を実施した。また、以前よりアルメニア共和国文部省及びアルメニア教会(エチミアジン)の依頼を受けてきた、同国中部の都市ヴァガルシャパットのエチミアジン聖堂及びリプシメ教会堂について継続調査を行い、建築構造解析並びに改修計画立案のためのデータを収集した。エチミアジン聖堂については、具体的な修復事業の実施を念頭に、今後の活動計画について関係者との協議を実施した。
◯シリア・アラブ共和国については、依然続く政情不安を踏まえて、先年に引き続き、今後の研究協力継続に向けて情報収集に努めた。
◎上記の現地調査から、当該地域における遺構の状況を把握した。また、建築材料及び建築構造に関する調査研究として、建築材料の試験結果を踏まえてラブル・コア工法の壁体を再現し、強度試験を実施、解析を行った。なお、上記の調査成果の一部は、2013年度日本建築学会関東支部研究報告集、2013年度日本建築学会大会等において報告されている。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Rkoni修道院の調査報告 キリスト教・イスラームの文化混淆地域における歴史建築の研究 242014

    • 著者名/発表者名
      藤田康仁、篠野志郎、黒津高行、元結正次郎、高橋宏樹、守田正志、服部佐智子、吉本憲生
    • 雑誌名

      日本建築学会関東支部2013年度研究報告集II

      巻: 84 ページ: 777-780

  • [雑誌論文] ラブル・コア工法を用いた教会堂の振動特性について その1 現地における常時微動測定と固有値解析2013

    • 著者名/発表者名
      大谷友香、元結正次郎、篠野志郎、武藤厚、 藤田康仁
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集C-2、構造IV

      巻: C-2, 2013 ページ: 927-928

  • [雑誌論文] ラブル・コア工法を用いた教会堂の振動特性について その2 エチミアジン大聖堂の 3次元モデルによる振動特性の評価2013

    • 著者名/発表者名
      益田晃宏、三浦徳人、武藤厚、元結正次郎、大谷友香、藤田康仁
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集C-2、構造IV

      巻: C-2, 2013 ページ: 929-930

  • [雑誌論文] ラブル・コア工法を用いた教会堂の振動特性について その3 リプシュメ教会の3次元モデルによる振動特性の評価2013

    • 著者名/発表者名
      益田晃宏、三浦徳人、武藤厚、元結正次郎、大谷友香、藤田康仁
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集C-2、構造IV

      巻: C-2, 2013 ページ: 931-932

  • [雑誌論文] ラブル・コア工法を用いた教会堂の振動特性について その4 振動特性の同定法とその妥当性2013

    • 著者名/発表者名
      永田航気、元結正次郎、武藤厚、高橋宏樹、大谷友香、 益田晃宏、村本駿、藤田康仁
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集C-2、構造IV

      巻: C-2, 2013 ページ: 933-934

  • [雑誌論文] ラブル・コア工法を用いた教会堂の振動特性について その5 同定法を用いた教会堂の振動特性の同定2013

    • 著者名/発表者名
      安田明将、元結正次郎、武藤厚、大谷友香、永田航気、藤田康仁
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集C-2、構造IV

      巻: C-2, 2013 ページ: 935-936

  • [学会発表] カフカース地域の中世キリスト教会堂建築における外壁面ニッチ構成2014

    • 著者名/発表者名
      藤田康仁
    • 学会等名
      中世建築研究会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20140125-20140125
  • [学会発表] Research on Technical Interaction and Earthquake Disaster Prevention Program to Architectural Heritage in the Eastern Anatolia, -survey in 2012-

    • 著者名/発表者名
      Yasuhito FUJITA
    • 学会等名
      THE 35th INTERNATIONAL SYMPOSIUM OF EXCAVATION, RESEARCH AND ARCHAEOMETRY
    • 発表場所
      Mugla Sitki Kocman University, Mugla University, Mugla, Republic of Turkey

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi