研究課題/領域番号 |
21255011
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
荒木 茂 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (00158734)
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研究分担者 |
舟川 晋也 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (20244577)
木村 亮 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30177927)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | アフリカ農業開発 / キャッサバ小農生産 / 土のう垣畑地造成 / 土壌養分動態 / 貧困削減 |
研究概要 |
6月には、Andom村の4サイトにおける2回目のキャッサバ収穫を行ない、収量測定および種茎の農家分配状況についての記録をおこなった。その結果、サイト1-3では、改良品種の塊茎新鮮重は、11-13t/haであるのに対し、在来種では、5.5t/haであり、収量差がみられたが、これらの値は前年度とほぼ同様であり、連作による収量低下の兆候は見られなかった。一方サイト4では、開墾1作目の収量試験であったため、改良品種で24-25t/ha, 在来品種で9t/haと、サイト1-3に比べて2倍程度の値を示した(計画1)。土のう垣設置による土壌侵食防止試験を継続し、1年間の土壌流出量を測定した結果、キャッサバ区で2-4kg/m2の土壌流亡が見られたのに対し、土のう区では0.5-1.3kg/m2であり(サイト1および2)、この値は前年度と同様であった(計画2)。Andom村における女性のキャッサバ耕作、加工にかかわる労働状況と消費状況を調査した結果、フフ(乾燥キャッサバ果粒)の村販売価格は金たらいあたり2500FCFAから、3500-4000FCFAと上昇傾向にあり、村ではキャッサバは不足気味にあること、キャッサバ畑は村の居住域から離れているため(5km)運搬が困難であり、道沿いにキャッサバ乾燥場を設置する需要が大きいこと、乾燥過程を改良し、キャッサバ果粒の商品価値をあげる必要があることが明らかとなった(計画5)。2月18日には、IITAカメルーンにおいて、国際研究集会Cassava Science Dayを開催し、ナイジェリア、コンゴ、ウガンダからキャッサバの専門家を招く一方、科研費による活動の結果を発表した。集会の結果はFOSAS Activity series No.1として印刷された(活動6)。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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