| 研究課題/領域番号 |
21300013
|
|---|
| 研究機関 | 電気通信大学 |
|---|
研究代表者 |
今村 俊幸 電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 准教授 (60361838)
|
|---|
| 研究分担者 |
片桐 孝洋 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (40345434)
須田 礼仁 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (40251392)
高橋 大介 筑波大学, システム情報工学研究科, 准教授 (00292714)
山本 有作 神戸大学, 工学研究科, 教授 (20362288)
中島 研吾 東京大学, 情報基盤センター, 教授 (20376528)
|
|---|
| キーワード | マルチコア / 実行時最適化 / 動的負荷分散 / ハイブリッド並列プログラミングモデル / GPGPU / QR分解 / 固有値計算 / 高性能BLAS |
|---|
| 研究概要 |
スパコンのトレンドとなったマルチコアCPU・マルチGPUに対する「自動チューニング技術」に関して、多様かつ多数の計算機アーキテクチャの動的な変化や過去の統計情報を適切に分析し取り扱うことにより、適応的かつ自動的にチューニング作業が達成されることが本研究の目的である。昨年度までの研究成果を踏襲して、本年度は最終年度として総括となるべき研究を実施した。特筆すべき研究成果は以下の様になる。
1)【今村・山本・片桐】による次世代スパコン「京」やマルチコア+マルチGPU超並列環境向け固有値計算、TSQRの研究
2)【今村】によるGPU向けBLASに対する自動チューニング手法の提案
3)【高橋】によるマルチコアクラスタにおける3次元FFTの研究、特に全体全通信の自動チューニング
4)【中島】によ多重格子法でのハイブリッド並列プログラミングモデルの影響調査、階層型領域間境界分割に基づく前処理への適用研究
5)【須田】による動的変化に適応するベイズ推定に基づく準最適実験計画の研究
6)【片桐】による疎行列反復解放の自動チューニングの研究
7)【山本】による非対称および特異値計算のためのCPUとGPUの協調計算と性能モデルに基づく負荷分散方式の研究
など、当初の研究計画に従って一定以上の成果が得られている。
|
