研究概要 |
本年度では,特に重要なネットワークである無線アドホックネットワークと無線センサーネットワークのアーキテクチャ、安全性、性能評価及び評価の原理及び手法について研究を行っている。 1.無線アドホックネットワークと無線センサーネットワークシステムの性能、信頼性、安全性について評価を行うため、その信頼性の評価基準(稼働率、平均故障間隔など),安全性の評価基準を研究している。また、その評価原理と手法を提案している。 2.クロースレイヤの手法を用いて、無線アドホックネットワークの経路選択(routing)とメディアアクセス制御(Media Access Control)の問題を定式化し、省エネを実現できる省電力かつ効率な経路選択とメディアアクセス制御の最適管理と評価の原理と実現手法を確立にしている。 3.センサーネットワークの情報サービスの領域について、ネットワーキングの観点から問題を定式化し、最適のサービス時間と領域の組み合わせを計算する手法とアルゴリズムを提案し、発表している。 4.さらに、安全性の観点からの異種ネットワークの管理と評価について研究している。特に、情報サービスイノベーションに必ず必要とする安全の情報認証の管理と評価に重点を置き、異種ネットワークにおいて情報サービス利用のための認証,通信の経路選択に使用される鍵の管理などの安全性の管理と評価の原理と手法を提案している。
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