研究課題/領域番号 |
21300019
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
李 頡 筑波大学, システム情報系, 教授 (50251046)
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研究分担者 |
亀田 壽夫 筑波大学, 名誉教授 (10011660)
海老原 義彦 筑波大学, システム情報系, 教授 (00101155)
加藤 ジェーン 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (70251882)
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キーワード | アドホックネットワーク / センサーネットワーク / 情報システム評価 / 情報システム管理 / 情報セキュリティ / 情報システム信頼性 / 情報サービスイノベーション |
研究概要 |
本年度では,信頼性、安全性及び省電力の観点から情報サービスイノベーションを考慮した異種ネットワークのアーキテクチャ、管理及び評価の原理及び実現手法について研究を行っている。特に重要なネットワークであるアドホックネットワークとセンサーネットワークのアーキテクチャ、安全性、省電力性、性能の評価及び評価の原理と手法について深く追究している。 1.センサーネットワークにおいて、情報伝達するために、情報の放送は多い利用されている。しかし、センサーノードの処理能力は相対的に低い。ネットワークの電力の消費も厳しく制限されている。我々はセンサーネットワークの安全に情報放送を実現するために、省電力かつ効率のよい情報放送の認証方式を新たに提案している。また、関連のセンサーネットワークにおける全体時間について研究し、その原理と軽量的な実現手法を新たに提案し、その有効性を示している。 2.異種のセンサーノードを持つセンサーネットワークにおける電力の配分を研究し、問題を定式化している。そして、ネットワークの寿命を最大化する最適な電力配分法を新たに提案し、その有効性を示している。3.センサーネットワークを用いて情報サービスを行う際に、目標をカバーする問題を研究している。 我々はその問題をカバー時間の長さの時間とカバー領域の空間の両面から問題を定式化し、最適な目標カバーのスケジュールアルゴリズムを提案し、その解を求めた。 4.アドホックネットワークを用いて、緊急時のサービスを行う自己支援協調ネットワーキングを研究し、その原理と実現手法を研究している。 5.アドホックネットワークの性能を評価する際の主な指標であるスループットと遅延関係を追究し、それらのtrade-off関係を明らかにしている。 6.アドホックネットワークの重要な一つである車体アドホックネットワークの情報通信に必要な情報認証について研究し、idベースの情報認証フレームワークを新たに提案している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今まで異種ネットワークの安全性、省電力性及び性能について研究してきている。信頼性についてもっと研究する必要があると認識している。また、ネットワーク間の評価と管理をもっと研究する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き信頼性、安全性及び省電力の観点から情報サービスイノベーションを考慮した異種ネットワークのアーキテクチャ、管理及び評価の原理及び実現手法について研究を行う。さらに、異種ネットワークの情報サービスイノベーションに力を入れる。
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