研究課題/領域番号 |
21300022
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
今瀬 真 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30346176)
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研究分担者 |
大崎 博之 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (00294166)
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キーワード | インターネット高度化 / ネットワーク / 通信工学 / ネットワークアーキテクチャ / コミユニティ |
研究概要 |
さまざまな社会活動の基礎となっているのは、人と人によって構成される「コミュニティ」である。そこで本研究課題では、社会学的なアプローチを用いることにより、人と人によって構成されるコミュニティの活動を自然な形でネットワーク上にマッピングできる、「コミュニティ指向ネットワーク」の実現を目的としている。具体的には、人と人によって構成されるコミュニティに対して、柔軟かつ効率的な通信環境を提供するためのネットワークアーキテクチャの設計および基盤技術の確立を目指している。平成21年度は、「コミュニティ指向ネットワーク」実現のための3種類の基盤技術(エンティティ制御技術・コミュニティ制御技術・セマンティック通信技術)のうち、エンティティ制御技術およびコミュニティ制御技術の研究を実施した。エンティティ制御技術として、参加者のコミュニティ情報を利用することにより、サービスオーバレイネットワークのトポロジを動的に再構成する手法ACBP(Approximate Cluster-Based Policy)を提案し、その有効性をシミュレーション実験により明らかにした。また、コミュニティ制御技術として、利用者の交流関係をネットワークとして表現し、その交流ネットワークから主要な役割を果たしている利用者を推定し、コミュニティにおけるリーダの寄与度を推定する指標LSI(Leadership Strength Index)を提案し、実験によりその有効性を示した。
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