研究概要 |
研究課題(1) 動作時間スケールの階層構造による機能間の干渉防止と相互補完性の実現技術の検討:ユーサどジスデムの動作時間スールが大ぎぐ違うことを利用して,サブシステムの動作特性を階層毎に分離して取り扱う「準静的アプローチ」について,伊藤の補題を用いた確率変数の変数変換を導入し,モデルの精密化を行った.また,これまで再試行か否かに関わらず新たな再試行を生むモデルを検討してきたが,再試行トラヒックについては更なる再試行を生まない現実的なモデルへの拡張を行った. 研究課頴(2) 動作時間スケール階層毎の制御機構の設計と組み合わせによる相互補完効果の実証:局所情報に基づぐ自律分散制御技術について,くりこみ変換を導入することにより,限のサイズを持った空間構造を自律的に生み出す仕組みを考案した.また,任意のネットワークトポロジに適用可能な方式とするため,逆拡散を用いたドリフトを導入することで,座標系やトポロジに依らない制御の仕組みを考案した.この技術に基づきアドホックネットワークの自律的クラスタ分割方式を検討した. 研究課題(3) 動作時間スケールの分離により環境適応性を持つアプリケーションネットワークの実現:自律的な環境適応性をアプケーションネットワークを実現するための要素技術として,分散タプル空間モルに基づくエージェント間の通信機構について検討した.その際,タプルの仕搬制御にノード情報に基づいて自律に構成さるフールドを用いるアプローチを取り入れ,その性能を評価するためのシミュレーション環境を作成した.
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