本研究では、日本と異なる記事の取り扱いがされているという情報や、通常と異なる報道がされているという情報ニュース記事の扱いに関する違いの情報は、外国からみた日本を理解するために有用な情報となると考えている。そのため、国ごとの興味の違いといったニュースサイト毎の特徴を考慮した分析や、意見分析、時系列ごとの分析などの多観点から分析を可能とする世界ニュース分析システムの構築をその目標としている。本年度は、対照分析に基づく情報源の分析手法をインプリメントしたNSContrastをブラッシュアップするとともに、評価手法について検討を行った。また、機械翻訳の性能向上のためにWikipediaを活用する方法や、機械翻訳結果に対する意見今析を行った際の影響などについて検討を行った。
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