研究課題/領域番号 |
21300033
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
茅 暁陽 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (20283195)
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研究分担者 |
高橋 成雄 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (40292619)
小俣 昌樹 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (60402088)
吉田 典正 日本大学, 生産工学部, 教授 (70277846)
豊浦 正広 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教 (80550780)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | Affective Computing / Affective Rendering / 生体情報 / 人間中心設計 |
研究概要 |
本研究は、ユーザの情動を感知する情動センシング、情動をコンピュータ内で認知・利用する情動アナリシス、情動に適応する画像や映像を合成する情動適応型イメージシンセシスの各フェーズからなる閉じた処理ループを構成することにより、人間中心の情報ネットワークシステムの重要な基盤技術としての新しいCG技術-affective renderingの確率を目的としている。情動の定量的扱うために,感情価と覚せい度で構成される2次元情動モデルが一般的に使われている.23年度までは覚せい度のみについて結果が得られていた.24年度は感情価も含めた2次元情動モデルと各種視覚効果との関係を調べる実験実施した.また,生体情報に基づく2次元情動モデルの実時間推定技術の開発を行った.さらにこれまでの研究成果を統合し,Affective Renderingのプロトタイプシステムとして情動適応型お絵書きシステムの開発を行った.各種視覚効果と2次元情動モデルとの関係を調べる実験では,従来研究で述べられている色,動き,サイズ,数,形状,動作速度が情動に与える影響についてまとめ,2次元情動空間の4つの象限に対応する視覚アニメーションの設計指針を示した.一方,情動推定については感情価の評価値を目的変数とし,中枢神経系の脳波の周波数帯ごとのパワー値および脳血流中の酸化ヘモグロビンと脱酸化ヘモグロビンの比(HEG率)を説明変数とするMARS法に基づく回帰モデルを示した.9.5 Hzから11.5 Hzの脳波と脳血流のHEG率が重要な変数であることを実験より明らかにした.これにより,既存技術に比べて,即時的・連続的で,より高解像度の感情価の推定が可能になった.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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