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2011 年度 実績報告書

個性を提示可能なミニチュアヒューマノイドによる高臨場コミュニケーション

研究課題

研究課題/領域番号 21300040
研究機関山形大学

研究代表者

妻木 勇一  山形大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50270814)

研究分担者 水戸部 和久  山形大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50229754)
山野 光裕  山形大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70323178)
キーワードミニチュアヒューマノイド / ウェアラブルロボット / アバター / テレイグジスタンス / パラレルワイヤ / テレロボティクス / ロボット / コミュニケーション
研究概要

本研究では,『操作者の存在感と個性を提示できる20自由度を持つミニチュアヒューマノイドを開発し,高臨場コミュゴケーションシステム技術を確立する』ことが目的である.このため,従来4自由度であった腕部を7自由度に拡張すると同時に胴体部にも3自由度の自由度を付加することで,より感情的な表現ができるミニチュアヒューマノイドを開発する.また,このシステムをウェアラブル化することで,携帯電話では実現できない高臨場コミュニケーションシステムを実現する.
本年度の研究実績を以下に示す.
(1)全20自由度ミニチュアヒューマノイドの開発
前年度に開発した7自由度マニピュレータを2本製作し,胴体部を合わせて計20自由度のミニチュアヒューマノイドを開発した。胴体部は操作者の存在感を提示するため,呼吸運動を模擬できるようにした。また,制御部も含め,デイパックを用いて背負えるシステムとすることで,ウェアラブル化を実現した.
(2)基本動作の検証
開発したミニチュアヒューマノイドの動作検証を行い,基本的な動作を確認した.ワイヤ駆動により腕部の軽量化が実現できたため,人間とほぼ同等の運動性能を持つことを実験的に検証した.
(3)操作者の感情情報取得システム試作・検討
個性を提示するために,操作者の感情を計測できるシステムを試作・検証した.脳波を用いる方法,頬の変位を取得する方法を検証した.後者の方が実用的であるが,センサの配置等,今後さらなる検討が必要である.

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (7件)

  • [学会発表] The 20-DOF Miniature Humanoid MH-2 for a Wearable Communication System2012

    • 著者名/発表者名
      Yuichi Tsumaki, Fumiaki Ono, Taisuke Tsukuda
    • 学会等名
      IEEE International Conference on Robotics and Automation, ICRA2012
    • 発表場所
      St.Paul, Minnesota
    • 年月日
      2012-05-17
  • [学会発表] Miniature Humanoid MH-1 for Wearable Telecommunicator2011

    • 著者名/発表者名
      Yuichi Tsumaki, Nobuyuki Inoue, Yutaka Satoh, Riichiro Tadakuma
    • 学会等名
      IEEE International Conference on Robotics and Biomimetics, ROBIO2011
    • 発表場所
      Phuket, Thailand
    • 年月日
      2011-12-08
  • [学会発表] 運動強調ディスプレイの評価2011

    • 著者名/発表者名
      役山寛将, 妻木勇一, 多田隈理一郎
    • 学会等名
      計測自動制御学会東北支部第267回研究集会
    • 発表場所
      米沢(山形大学工学部)
    • 年月日
      2011-10-28
  • [学会発表] 能動ディスプレイによる運動強調呈示法2011

    • 著者名/発表者名
      役山寛将, 妻木勇一
    • 学会等名
      日本機械学会東北支部第47回秋季講演会講演論文集
    • 発表場所
      米沢(山形大学工学部)
    • 年月日
      2011-09-22
  • [学会発表] ミニチュアヒューマノイド用双腕7自由度アームの開発2011

    • 著者名/発表者名
      小野史暁, 妻木勇一
    • 学会等名
      日本機械学会東北支部第47回秋季講演会講演論文集
    • 発表場所
      米沢(山形大学工学部)
    • 年月日
      2011-09-22
  • [学会発表] 20自由度ミニチュアヒューマノイドMH-2の設計2011

    • 著者名/発表者名
      小野史暁, 妻木勇一
    • 学会等名
      第29回日本ロボット学会学術講演会
    • 発表場所
      東京(芝浦工大豊洲キャンパス)
    • 年月日
      2011-09-09
  • [学会発表] ミニチュアヒューマノイド用7自由度アームの開発2011

    • 著者名/発表者名
      小野史暁, 妻木勇一
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会'11
    • 発表場所
      岡山(岡山コンベンションセンター)
    • 年月日
      2011-05-28

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公開日: 2013-06-26  

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