研究課題/領域番号 |
21300045
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
飯田 仁 東京工科大学, メディア学部, 教授 (20350506)
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研究分担者 |
岡本 雅史 東京工科大学, 片柳研究所, 客員准教授 (30424310)
大庭 真人 東京工科大学, 片柳研究所, 研究員 (20386775)
石本 祐一 東京工科大学, 片柳研究所, 研究員 (50409786)
阪田 真己子 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (10352551)
細馬 宏通 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (90275181)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / 漫才インタラクション |
研究概要 |
平成21年度は、前年度まで行われた萌芽研究によるデータの整理およびアーカイブ化と漫才師を招聘して得られた大規模な漫才インタラクションの収録データが主な研究成果である。 新たに東京工科大学のホールにてM-1グランプリ優勝経験のあるコンビに、収録協力を依頼し、収録を実施した。本収録の成果は平成22年度にアーカイブ化を進める予定である。東京工科大学において行った漫才収録においては、観客がいない条件および観客がいる条件で同一のネタについて、コントと漫才でそれぞれ演じてもらった。さらに、当該コンビがコントを得意としているため、同一のネタを漫才とコントでそれぞれ演じてもらいコントと漫才における間や立ち位置などの違いについて、データを収集した。収録時には、漫才師の映像を撮影し、発話音声をヘッドセットマイクにより録音するだけでなく、中央前列の12名の観客に対しピンマイクを装着してもらい、漫才公演中の笑い声や独り言などのつぶやきを集音した。これにより観客を俯瞰するカメラのみでは判然としない小声の笑い声や小さな反応についてもデータとして収集することができた。これらの音声データはカチンコにより収録した映像データとの同期を図っている。最後に観客に対してはアンケート調査を行っており、性別・出身地・面白いと思った箇所などの情報も合わせて収集している。 なお、上記漫才収録に関連して、2010年4月13日付で八王子経済新聞およびYahooニュースの地域版に、それぞれ記事が掲載された。
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