• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

略図と道順による屋外視覚移動ロボットの誘導

研究課題

研究課題/領域番号 21300075
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

三浦 純  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (90219585)

キーワード屋外移動ロボット / 見えに基づく位置推定 / 略図によるロボット誘導 / 道順によるロボット誘導 / 視覚環境認識 / 地図生成
研究概要

人間は経路や目的地を伝えるために略図や道順を用いることが多く,ロボットも同様に教示できれば望ましい.そこで,屋外未知環境において,略図や道順を与えるだけで目的地へ誘導できる移動ロボットを実現する.さらに,人間の行動と比較して略図や道順を評価し,またロボットの持つべき機能を探る.本年度は以下の研究を行った.
局所ナビゲーション機能を有する屋外移動ロボットシステムの構築:ロボットが安全に移動するためには移動可能領域の認識が不可欠である.屋外は環境や照明条件が多様であるので,ステレオ視から得られる複数の情報(色,エッジ,距離)を時系列統合し,さらに柔軟な道路モデルを用いて,オンラインで道路境界を検出・追跡する手法を開発した.
局所特徴を利用した見えに基づく位置推定:SIFTを特徴として各画像を記述し,それらの一致度を基に位置推定を行う処理を実現し,これまでに開発した画像の大まかな分割に基づく手法と比較した.人工物の多い領域では局所特徴に基づく手法がやや有利であることがわかった.
環境の3次元地図を利用した見え系列の生成:見えに基づく位置推定では,移動する経路に沿った見えが必要となるが,広場などではさまざまな経路が可能であり,あらかじめすべての経路に沿った見えを得ておくことは困難である.そこで,環境をある経路に沿って移動しながら得た広視野画像系列から,環境の3次元地図を作成し,それを基に実際には通っていない経路上の見えを生成する手法を開発した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] On-line Road Boundary Modeling with Multiple Sensory Features, Flexible Road Model, and Particle Filter2009

    • 著者名/発表者名
      Y.Matsushita, J.Miura
    • 雑誌名

      Proc.4th European Conf.on Mobile Robots

      ページ: 289-295

    • 査読あり
  • [学会発表] 柔軟な道路モデルと複数センサ情報の時系列統合によるオンライン道路境界モデリング2009

    • 著者名/発表者名
      三浦純
    • 学会等名
      日本ロボット学会第27回学術講演会
    • 発表場所
      横浜市
    • 年月日
      2009-09-16
  • [備考]

    • URL

      http://www.aisl.ics.tut.ac.jp/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi