研究課題
研究計画に基づいて以下の4項目を実施した。1)感性を客観的にかつ定量的に計測する技術を開発し、上記目的にも記した相互作用を計算知能によりモデル化した。(ここで計測対処とする感性は、人々の好みの傾向としての感性ではなく、人が人工物、あるいはその働きに積極的に関わろうとする姿勢の度合いである。)2)具体的には、これまでに制作用意した5台の眼球ロボットをRTM(Robot Technology Middleware)により、インターネット接続した。ここでは、いわゆるプラグイン方式で、個々のロボットのスペックなどを知らない人でも容易に接続できることを目指しており、概ね実現できた。3)人間に近い感情をロボットで表現するために、快覚醒感情空間の概念を整備し,ファジィ推論を用いてロボットに種々の感情を眼球の動作で表現することにすでに成功していたので、本研究では個々のロボットの感情のみならず、人間・ロボット集団が作り出す場の雰囲気を表現するために、「ファジィ雰囲気場」の理論を構築し,今年度の理論研究の成果として、その概念を完成し,国際学会(ICINCO2012など)・論文発表(JACII誌)を行った。4)上記3)を一般の人々にもわかりやすくアピールするため、5台のインターネット接続された眼球ロボットと4人の人間でホームパーティを楽しむというシナリオのもとでデモンストレーションビデオ(10分程度)を作成し、学会発表、招待講演などで公開した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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J. of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics
巻: 17 ページ: 291-301
J. of Soft Computing
巻: - ページ: -
J. of Automation, Mobile Robotics & Intelligent Systems
巻: 7 ページ: 52-63