研究課題/領域番号 |
21300083
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
岡田 美智男 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50374096)
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研究分担者 |
竹内 勇剛 静岡大学, 創造科学技術大学院, 准教授 (00333500)
田口 亮 名古屋工業大学, 工学研究科, 助教 (70508415)
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キーワード | コミュニケーション / ヒューマン・ロボットインタラクション / ソーシャルインタフェース / ロボット / 多人数インタラクション / 関係論的な行為形成 / 並ぶ関係 / ソーシャルメディエータ |
研究概要 |
本研究は、人と人とのコミュニケーションの基底にある「場」とそのダイナミクスの様相を構成的に解明すること、および人とロボットの間にたち現われる「場」を介した新たなインタフェース技術を確立することが目標である。 本年度は、計画にある3つのタイプのコミュニケーションの「場」に関する基礎検討、応用技術開発、研究発表を行った。具体的には、 1.多人数会話の「場」を介したソーシャルインタフェースのワークロード低減効果に関して、ICSR2011で発表した。HAI2010で発表した論文がHAI2010 Outstanding Research Awardを受賞した。これらの枠組みをドライビングエージェントやソーシャルメディエータに応用する研究を進めた。 2.Table Talk Plusを発展させたSociable Spotlightと被験者とのインタラクションに関する分析結果を整理し、ヒューマンコミュニケーション基礎研究会およびICSR2011で発表しだ。 3.相互適応に基づく「コンコン」インタフェースの分析結果を整理し、HAI2011および情報学ワークショップで発表し、第9回情報学ワークショップ優秀賞を受賞した。 4.「関係論的なロボットの研究の一環として、ゴミ箱ロボットと子どもとの間に生ずるソーシャルスペースに関する論文をSocial Roboticsに関する国際ジャーナル(IJSR)に投稿・掲載された。またヒューマンインタフェースシンポジウム2011での発表が第13回ヒューマンインタフェース学会学術奨励賞を受賞した。.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
当初の計画以上に研究が進展し、国内外で発表した本研究課題に関する研究発表や論文は高い評価を得ている。具体的に、昨年度はICSR2010 Best Paper Finalist, HRI 2010 Best Late-Breaking Report Award、ヒューマンインタフェース学会論文賞を受賞した。今年度はヒューマンインタフェース学会学術奨励賞、情報学シンポジウム優秀賞、IIAI2010 Outstanding Research Awardを受賞している。
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今後の研究の推進方策 |
今後も研究計画に従って研究を推進していく。次年度は最終年度であることから、研究成果をジャーナル論文にまとめ、投稿していくことに精力を注ぎたい。
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