研究概要 |
本年度には主に、提案した手法を用いてさまざまな実領域への応用可能性を確認した.そこでの実証的実験をもとにして,プログラム進化のためのモデル選択方法を検証し,遺伝的プログラミングのための理論的基盤の構築を試みた.具体的には、前年度に行った金融データへの応用の研究を引き続き行うとともに,ロボティックスやバイオインフォマティックスの問題に適用して,以下に詳述するような内容で実証性を検証した. ●バイオインフォマティックスにおける遺伝子の因果関係の解析と推定する手法の実現 ●ヒューマノイド・ロボットの動作設計に応用し,確率文法の推定による的確な遺伝的プログラムの生成を実現した。 とくに,基本部分の設計のために,プログラム進化に寄与する確率文法モデルを考察して推定手法を実装した.さらに、部分構造推定に適した推定手法を開発し,従来の遺伝的プログラミングと比較して非常に高い探索性能を示すことを実験的に検証した
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