研究概要 |
ディジタルアーカイブの国際コラボレーションの具体的な対象として地震で破壊されたイランのBAM城塞の3次元仮想復元およびシルクロード探検家Steinの探検記を選び実証研究を進めた。 1, ディジタルアーカイブのコンテンツが博物館、図書館、収蔵館だけでなく、考古学者、歴史学者、芸術家など様々なドメインの人が共有できるメタデータの概念を検討した。 2, テヘラン大学より研究協力者を招聘し、地震で破壊されたイランのBAM城塞の3次元仮想復元について、重要建築物であるGovernors Section等の3DCG,QTVRモデルの構築を進めた。 3, 地震で破壊されたイランのBAM城塞のSatab Houseの3DCG,Governor SectionのQTVRによるWalkthroughモデルについてNHKが20数年前撮影した地震前のFilm映像と比較して、これらの類似性が高いことを検証した。 4, 大英博物館のIDP(国際敦煌プロジェクト)と共同でシルクロード探検家Steinの探検記のOCRテキストのXML化を行う共同作業を進めたが、OCRテキストの誤りのチェックに相当の時間が費やされた。本件については次年度に再検討する。 5, 国際コラボレーションの一環として大英博物館IDPのメンバー3名を招聘しMultidisciplinary Domain研究者からなるIDP-DSR Workshop(2010/7/15)をNIIで開催した。 6, シルクロードの音楽について新しい関連ドメインの一つとして検討を進めた。
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