研究課題/領域番号 |
21300108
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
渡辺 美智子 慶應義塾大学, 健康マネジメント研究科, 教授 (50150397)
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研究分担者 |
藤井 良宜 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (10218985)
青山 和裕 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10400657)
末永 勝征 鹿児島純心女子短期大学, 生活学科, 准教授 (40343735)
田村 義保 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (60150033)
竹内 光悦 実践女子大学, 人間社会学部, 准教授 (60339596)
石岡 恒憲 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (80311166)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 統計教育 / データサイエンス / e-learning / センサス@スクール / オープンエデュケーションコンテンツ |
研究概要 |
本年度、本研究課題では,国内外の統計関連学会,国際統計協会(ISI)統計教育分科会(IASE),全国統計教育研究協議会,日本統計協会,総務省統計局など統計の普及をひろく専門的に協議する諸学協会との連携の下に,国際標準に準拠した統計教育のガイドラインと付随する教材開発,学習評価の枠組みの確立に必要な調査研究を行い,成果の公開を通して統計教育基盤整備に向けた提言を行い,日本における統計教育の質的向上を図ることを目的として、以下の実績を上げた。 (1)初等中等教育(実データに基づく統計授業)支援のための国際プロジェクト(International CensusAt School: ICAS)国際会議に出席し、日本の活動を報告するとともに、海外の活用事例の知見を共有した。また、日本版センサス@スクールプロジェクト(Japan-CAS)の学校現場への普及促進を目的に、教師対象の研修を実施した。 (2)初等中等の科目別教師授業支援(数学・情報)のための統計授業モデルおよび実践教材の研究開発を行った。また、教師再教育のためのe-learningシステムの開発を行った。 (3)海外における大学入試・APテスト等による統計的思考力・問題解決力の評価方法の調査研究を行い、問題データバンクの構築と公開に参画した。また、海外における高等教育における統計教育・研究基盤の比較調査研究(カリキュラムの比較表の作成等)を行い,提言に向けての基礎資料の作成を行った。 (4)初等中等から高等教育、企業における職業人研修に至るまでの統計教育関係者が集う統計教育方法論に関するシンポジウムやワークショップを開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに進めており、とくに問題もなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間の終盤であるため、各研究グループでこれまでの取りまとめや報告書の作成準備に入る。
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