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2009 年度 実績報告書

脳の左右差の形成機構と生理的意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21300125
研究機関九州大学

研究代表者

伊藤 功  九州大学, 理学研究院, 准教授 (20183741)

研究分担者 渡辺 茂  慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30051907)
野村 政壽  九州大学, 大学病院, 講師 (30315080)
キーワード脳の左右差 / 海馬 / 神経回路 / NMDA受容体 / 行動解析
研究概要

我々は内臓逆位を示す自然突然変異であるivマウスの海馬が右側異性を示すことを明らかにした。そこで、我々はivマウスの行動を解析する事によって脳の左右差の異常が動物の行動にあたえる影響を明らかにできるのではないかと考えた。我々は空間学習ならびに参照記憶を調べるために乾燥型迷路課題を、また作業記憶を調べるには遅延非見本あわせ課題を用いて解析した。その結果ivマウスは空間学習ならびに作業記憶の保持に関して劣っている事が明らかになった。これにより、我々が発見した海馬神経回路の構造的非対称性は脳の高次機能において意味のある機能的な非対称性である事が確認された。(投稿中,共蓍伊藤&渡辺)
次にivマウス海馬における遺伝子発現の特徴を、DNAマイクロアレイを用いて解析した。その結果、ivマウスにおいて著しく発現が低いいくつかの遺伝子が明らかになった。現在これら遺伝子をノックアウトしたマウスの海馬神経回路を解析中である(担当、伊藤)。また、そのうちの一つの遺伝子に関してノックアウトマウスを作成中である(担当、野村)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://seibutsu.biology.kyushu-u.ac.jp/~neurosci/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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