研究課題/領域番号 |
21300210
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
米田 隆志 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (90011030)
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連携研究者 |
小山 浩幸 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (40052881)
柴田 政廣 芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (60158954)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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キーワード | 生物 / 生体工学 / リハビリテーション / 褥瘡 |
研究概要 |
本研究では、生体に圧迫とせん断力が負荷された時の血流状態の解析を可視化または定量化するために、マクロ的な視点からの解析とミクロ的な視点からの計測システムを構築し、双方の視点からの解析を統合することで褥瘡予防に必要な基礎データを提供することを目的とした。マクロ的な視点からは、人が仰臥位で寝た状態で、仙骨部に圧迫とせん断力を同時にかつ定量的に負荷することのできる装置を開発した。この時の生体に対する負荷の指標として経皮酸素分圧を測定を測定し、圧迫力とせん断力の負荷に対する指標を求めた。さらに、この計測結果をベースに圧迫力とせん断力が同時に負荷された時の血流状況を判断する数学的モデルを構築し、シミュレーションを行った。その結果、生体への負荷を表現できるモデルがほぼ完成した。ミクロ的な視点からは、圧迫とせん断力を同時に負荷した時の毛細血管中の赤血球の動きを可視化する装置の開発を行った。これは、毛細血管を撮影できる拡大スコープとレンズ系を構築し、生体に加える圧迫力とせん断力を制御可能な装置に組み込むことで生体に負荷を加えた時の赤血球の動きをモニタ上に表示させるものである。装置を完成させ、実験を行った結果、せん断力を制御しながら負荷を加えることができ、赤血球の動きを可視化することが可能となった。
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