研究課題/領域番号 |
21300211
|
研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
河本 健一郎 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (80367656)
|
研究分担者 |
田淵 昭雄 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90122431)
和氣 典二 神奈川大学, 視科学研究所, 客員教授 (20125818)
古莊 雅生 神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 教授 (80243335)
向井 希宏 中京大学, 心理学部, 教授 (10182065)
和氣 洋美 神奈川大学, 視科学研究所, 客員教授 (80122951)
|
研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 色覚 / 視覚的注意 / 認知科学 / 臨床 / 海上安全 / 加齢 / 視環境 / 視覚補助具 |
研究概要 |
1. 年齢,視覚障害に依存した視覚的注意能力の心理物理的評価(基礎領域)ー 視覚障害の程度と課題の遂行能力に関連し,高齢者,白内障患者の二重課題遂行時のコントラスト感度特性を測定した.また視野の広がりと触錯覚の関係を検討し,視野の広がりに依存し,触錯覚が生起する範囲が変化する傾向を確認した. 2. 観察者に依存した色の認知特性(基礎領域)ー 若年者と高齢者のカテゴリカル色知覚特性の違いを検討し,高齢者における低照度下での顕著な特性低下を確認した.色の認知における色覚異常者,正常者の特性の違いをカラーネーミング法,SD法から測定し,色覚異常者の色名判断の手がかりについて検討した.また白内障患者の色知覚について,カテゴリカル色知覚より検討し,白内障患者の著しい色知覚特性低下と,眼内レンズ移植よる特性の改善を確認した. 3. 視覚的注意能力と作業パフォーマンスの関係の評価と作業に必要な色覚能力の検討(応用領域,領域横断)ー 検査法検討のための船舶に関係するヒューマンファクター研究レビューを作成した.船舶業務従事における視環境に関連して,海上における輝度,色度分布の解析を行い,低コントラスト下での対象物の視認が多いことを確認した.視覚補助具の使用に関連し,遮光眼鏡装用時におけるカテゴリカル色知覚の特性について測定を行った.視覚的注意に関連した船舶における機関制御卓のユーザビリティーについて,職位,年齢,経験に依存した特性の違いを検討し,視覚に関連する要因は強く年齢の影響を受けることを示唆する結果を得た. 4. 既存の検査法の利用と新しい検査法の提案(臨床領域,領域横断)ー 知覚確率曲線を用いた視力検査法の開発に関連し,再現性,安定性の評価を臨床にて評価し,高い精度を持つことを確認した.
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|