研究概要 |
平成22年度は、平成21年度に引き続きて、3つの中学校においてデータを収集した。なお、単元計画の作成に際しては、平成21年度の授業経過並びに学習成果を踏まえ、主教材となる修正されたゲームに再検討を加えるとともに、授業実施者との実施校別の協議を重ね、単元計画を作成した。 ネット型授業においては、1年次にバレーボールの授業を受けた生徒を対象に、2年次にサーブカットを組み入れた6-7時間の授業を計画し,男女別習で実施した。また、新1年生を対象に、前年度実施した授業を実施した。 ベースボール型においては1年生、2年生を対象に進塁阻止を主たる課題とする10時間単元を実施、データを収集した。授業は、両学年ともに男女共習で実施された。 ゴール型では、1年生を対象に3対2を、2年生を対象に3対3のゲームを組み込んだ単元を実施し、データを収集した。1年生は9時間、2年生は6時間の単元とした。 ゴール型では、サッカーとバスケットボールを扱った。授業は、男女別習で実施された。また、2年生に関しては、クラスによりサッカーから始めるクラスとバスケットボールから始める桑ラスを分けて実施した。 加えて、平成21年度に収集したデータを学習指導要領に基づく分析カテゴリーを踏まえ、分析を進め、その成果をAIESEP、日本体育学会並びに日本スポーツ教育学会等の学会において発表した。 データの分析結果並びに今後の研究デザインを再検討するために、ドイツのケルンスポーツ大学並びにライプチヒ大学を訪問し、情報交換を進めた。
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